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8)動きは。。。

インターネットで検索した結果、Celeron 300MHz並みとなっていたEDEN 600MHzですが、動作の軽いWindows2000pro.のおかげか、ほとんどアプリが入っていない為か、サクサク動きます。WindowsXP Pro.を入れているCrusoe 600MHzノートパソコンよりも快適です。(笑)

9)静音は。。。

そもそも高いお金をかけて今時(2003.12) 600MHzのCPUを使ったのは静音の為。 静かじゃなければ意味がない! で、結果は、6cmのケースファン1個でも結構気になりますね(^^;

CPU温度のモニタとファン速度(ケースファンがCPUファンのコネクタに繋がってます)のモニタはあるけど、制御する為の設定が無い。CPU温度 18℃でもファンがフル回転して初期設定で最低温度20℃になっていたので、アラームが鳴りました(笑)

静音ファンに換えるかファン速度のコントロールをする機器を追加して速度を落とす必要があるかも。。。

もっとも、3個のファンがフル回転しているメインパソコンに比べればかなり静かなんですが。。。

10)録画性能は。。。

WinDVR3で初期に設定されているモードは下表の10種類。ユーザー設定で好みの設定もできるけど、取りあえず初期のモードで動作を確認しました。(普通、良、最良はWinDVRがハードウェアのスペックによって自動で設定します。)

取り込み品質とは別にプレビュー画面の品質も選べるので、”普通”に設定して1分間 取り込みを実施。

名称
普通
最良
NTSC DVD
NTSC 1/2 DVD
ビデオ
フォーマット
MPEG-2
MPEG-2
MPEG-2
MPEG-2 DVD
MPEG-2 DVD
サイズ
320x480
320x480
640x480
720x480
352x480
フレームレート
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
ビットレート
3072 kbit/s
3687 kbit/s
7373 kbit/s
7373 kbit/s
3687 kbit/s
オーディオ
フォーマット
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
サンプリングレート
44.1 kHz 16bit Stereo
44.1 kHz 16bit Stereo
44.1 kHz 16bit Stereo
48.0 kHz 16bit Stereo
48.0 kHz 16bit Stereo
ビットレート
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
合計
ビットレート
3347 kbit/s
3971 kbit/s
7715 kbit/s
7715 kbit/s
3971 kbit/s
警告
無し
無し
無し
有り
有り

名称
NTSC VCD
NTSC SVCD
NTSC PC MPEG
NTSC 1/4 PC MPEG
NTSC 1/2 DVD Hi-Q
ビデオ
フォーマット
MPEG-1 VCD
MPEG-2 SVCD
MPEG-2
MPEG-2
MPEG-2 DVD
サイズ
352x240
480x480
640x480
320x480
320x480
フレームレート
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
29.97 fps
ビットレート
1117 kbit/s
2253 kbit/s
7373 kbit/s
3072 kbit/s
7680 kbit/s
オーディオ
フォーマット
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
MPEG-1 レイヤ2
サンプリングレート
44.1 kHz 16bit Stereo
44.1 kHz 16bit Stereo
44.1 kHz 16bit Stereo
44.1 kHz 16bit Stereo
48.0 kHz 16bit Stereo
ビットレート
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
224 kbit/s
合計
ビットレート
1362 kbit/s
2515 kbit/s
7715 kbit/s
3347 kbit/s
8027 kbit/s
警告
無し
有り
無し
無し
無し

※警告欄 "有り"は 「選択された設定はパフォーマンス上、問題があるかもしれません!」というコメントが表示される物であるが、何に依存するのか良く分からない。(^^;

結果としては、ビットレートが5000kbit/sを超えるモードで録画中のプレビュー画面のコマ落ち、ブロックノイズの発生、音声の途切れが著しく録画品質が非常に不安な状態。(そこそこのスペックであるメインパソコンでは問題なかった)
それ以下のビットレートでは、録画中でもプレビュー画面は問題なし。こりゃ、高画質録画しながらテレビは見れんなぁ。。。

プレビュー画面を見る限り非常に不安であったが、いざ録画した物を見るをそれなりに録れているので、データの読み込み、HDDへの保存にCPUパワーを食われてプレビューが追いつかなかったのでしょう。。。
「それなり」というのは、やはり、高ビットレートではコマ落ちが見られるから。
(もしかしたら USB2.0のドライバが原因で、データの転送が追いついていないのか知れないが。。。BUFFALO社はMicrosoft製のUSB2.0ドライバのみ保証。今回はVIA製を使用)

※2004/03/06 情報追記:
短時間の録画では気付かなかったが、「最良」のモードで2時間半ほどの番組を録画すると一時的なコマ落ちの他に所々に数秒間データがうまく記録できていない部分があり、Windows Media Playerで再生すると数秒間 画面および音声が止まるところがあった(DVDのデコーダーを複数インストールしているので、Media Playerがどのデコーダーを使っているのかは不明ですが。。。)。PowerDVD5では再生できたので、データの一部が欠落しており、PowerDVDは補正して再生しているのかも知れない。。。やっぱり、5000kbit/s未満に抑えた方が無難の様です。

ただし、MPEG-2で録画した動画をWinDVR3で再生すると、画面全体に規則的な横線が入りました。(MPEG-1は問題ないし。メインパソコンで使用していた時は全く問題なし。)試しにMediaPlayer等の別の再生ソフトを使って再生すると横線は出ないので、横線はファイルに記録されているのではなく、WinDVR3での再生に問題があるのか??? もしかして、「S3社製ビデオチップ非対応」というのは、InterVideo社製のデコーダが非対応でこの様な問題を起こすということだったの???  まぁEPIA自体にMPEG-2再生支援機能が付いている為か、録画したファイルの再生ソフトでの再生は快適です。

個人的にはアナログの地上波の番組を録画する分には「NTSC SVCD」や「普通」のモードで十分だと思う。さすがに「NTSC VCD」はブロックノイズがひどく、保存用には使いたくないという感じ(^^; ニュースとかのチョイ録り用でしょうか。。。うちは電波状態があまり良くないのであまりビットレートを上げても画質の向上が見られないが、電波状態が良い地域やケーブルテレビを引いていれば高ビットレートにする価値があるかも知れない。

で、「選択された設定はパフォーマンス上、問題があるかもしれません!」ですが、あまり関係無かった様子。結局 画面サイズとビットレートによる様な感じでした。

画像例を入れたい所ですが、著作権の関係もあり掲載できません。
文字だけじゃ伝わらないだろうなぁ。。。(^^;

メインパソコンで使っていた時からだけど、PC-MV5/U2側のUSBケーブルが微妙に緩むと WinDVR3の動きがおかしくなったり、フリーズしたりする(タスクさえ終了できず、パソコンをシャットダウンしようとしても、シャットダウン中の画面で止まってしまう)。ケーブルを挿しなおして、キャプチャボックスの電源を入れ直した後にWinDVR3を起動すれば復旧するのだが、結局パソコンの電源をブチッっとしないといけないので、改善してもらいたい点です。。。

11)テレビ出力について。。。

このEPIA-MにはVGA端子の他に、S-VIdeo端子、RCAのTVOUTがバックパネルにあるので、そちらの動作も確認してみました。ただし、うちのテレビにはS-Video端子が無いので、RCAのみ確認です(^^;

やっぱりパソコンの液晶モニタと違いボケまくっているので、何か綺麗に見えます(笑) フルスクリーンにした場合、液晶モニタだと輪郭がカクカクしてるけど、テレビだとボケて滑らか〜  当然 コントラストは最悪ですが(爆笑)

EPIA-Mの場合、VGA出力とテレビ出力の切り替えは「画面のプロパティ」で行うのですが、両方同時に表示すると、VGA出力の方の同期がうまく行かなくなるらしくVGA側の画面が歪んだり、流れたりしました。

また両方を繋いでおくと、画面の設定によっては、いきなりテレビのみ表示されたり、VGAのみ表示されたりしてムチャクチャ使いづらかったので、BIOSでVGAのみ使用に設定して、必要に応じてテレビに出力する様にしています。

12)省電力設定について

HDDレコーダーにするのですからやっぱり、待機時はなるべく電力を使わず、できればファンも停止してもらいたいです。

まず、BIOSで省電力設定を「S3」にします。次にコントロールパネル-->電源オプションで休止状態を有効にします。

まずは「スタンバイ」から。WinDVR3で予約録画を設定した後、スタートメニューから「スタンバイ」を選びます。そこで画面が中途半端に止まります。WinDVR3のウィンドウをクリックすると「省電力に入るとオーバーレイのデータが無くなる」という感じのダイアログが出て止まってます。。。このダイアログで[OK]を押すとスタンバイ状態になるます。
画面は消えてるけどファンは動いているので音が気になる。。。
設定時間の1分前くらいにちゃんと復帰し、録画を開始。。。問題は、電源オプションでスタンバイに移行するまでの時間を設定してあってもスタンバイにならない事です。つまり、1回録画するとパソコンは立ち上がりっぱなし(^^;

次に「休止状態」。こちらも予約録画後にスタートメニューから「休止状態」を選択。休止状態になるまでは、スタンバイの時と同じです。こちらはファンも止まるので完全に無音です。
こちらも設定時間1分前くらいに復帰し、ちゃんと録画しますが、またもや休止状態に戻りません。

録画までの待機中は良いが、録画後に起動したままというのは如何なもんか。どうも、WinDVR3が動いていると省電力モードに移行しないらしい。40wそこそこ(蛍光灯約1本分)の電力なので、あまり気にしないといえば気にしないが。。。もうちょっと設定を試してみないと。。。

13)総論

・EDEN 600MHzでもHDDレコーダーとしては使用可能 (ビットレートは5Mbit/s以下)

  (編集、DVDへの書き込みはメインパソコンで実施するので、録れれば良い)

・予約録画後の省電力に不安有り。

・静音性はいまいち。。。ただの贅沢かも知れないけど。。。

・結局、余っていたパーツはほとんど使用されることはなく終わった(笑)

14)後日談

買って約3ヶ月後、2004年3月上旬のある日、IEを起動しようとしたら突如電源が落ちて二度と立ち上がることは無かった。。。どうもマザーボードがすっ飛んだらしい(;_;)  高い割りに短い命だった。。。

色々とやってみたがダメ(M/Bが逝ってるんだからそりゃダメでしょう)なので、結局、メモリとHDDは取り出して移植用に用い、メインパソコンから取り外して眠っていた部品に不足部品をちょっと買い足してHDDレコーダー用のPCに仕立て上げました。ふと見ると数年前のメインパソコンとほぼ同構成(笑)

600MHzのEDENよりも処理能力が上のはずのPentiumIII 733MHzなのに”最良”モードの設定が低い(解像度&ビットレート)のは何だろう??? メモリ帯域の差か? (作り直したPCはPC133)

ものは試しと、セカンドパソコンのノートパソコン(Crusoe 600MHz)にPC-MV5/U2を繋げてみました。
さすがに 720×480や640×480のフルサイズでの番組表示やキャプチャはキツイのですが、320×480、352×480、VCD(352×240)ならなんとか耐えれます(笑)。何故かEPIAで有った「画面全体に規則的な横線」は発生しません。


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