LinuxをUSBメモリで起動する
First upload:2009.01.16
update:2009.08.14
テレビドラマ 「BloodyMonday」の主人公がノートパソコンにUSBメモリを差し込み、UNIXもしくはlinuxを起動しているのを見て、ちょっとやってやってみたくなった。(笑)
と、いう事で USBメモリで起動させてみました!
まずは用意する物です。
1 | linuxのライブCDのイメージ 「ライブCDの部屋」に色々なディストリビューションのライブCDのイメージファイルがあります。 今回は「軽く動く」事を重視してslaxにしましたが、「ライブCDの部屋」のCDイメージが最新バージョンじゃなかったので、「slax-jaホーム(http://hatochan.dyndns.org/slax-ja/)」からCDイメージを入手しました。 2009/08/14 追記 「ライブCDの部屋」が無くなっていたので、リンクを解除しました。 以下、ライブCDを入手できるサイトです。 slax-jaホーム(http://hatochan.dyndns.org/slax-ja/) ubuntsu Jananese Team(http://www.ubuntulinux.jp/) KNOPPIX Japanese edition(http://www.rcis.aist.go.jp/project/knoppix/) DEBIAN JP Project(http://www.debian.or.jp/) |
2 | USBメモリ 上のライブCDのイメージを展開するので、イメージファイルよりも大きな容量の物を準備します。 |
3 | UNetbootin ライブCDをUSBメモリにインストールするソフトです。入手は下記のサイトからできます http://unetbootin.sourceforge.net/ |
4 | USBメモリから起動できるパソコン 最近のノートPCなら大丈夫なのだろうか? 私はこのページの執筆当時5台のパソコンを持っているが、USBメモリで起動できるのは2007年夏に購入したLOOX Uだけだった(T^T) |
では、手順を追っていきましょう。Windows(2000、XP、Vista)で動いているパソコンを基準に書きます。
1 | USBメモリメモリを「FAT32」でフォーマットする。 |
2 | UNetbootinのサイトからダウンロードしたファイル「unetbootin-windows-304.exe」を実行する。 インストーラーではなく、そのままアプリケーションが起動します。 |
3 | 「Diskimage」をチェックして、その右側の「ISO」を選択する。 その右側のテキストボックスににライブCDのイメージファイルのフルパスを入力します。一番側にある[・・・]ボタンが参照ボタンです。 一番したの「Type」は「USB Drive」を選択する。 その右側の「Drive」はライブCDイメージをインストールするUSBメモリのドライブレターを選択する。 上記設定をしたら[OK]ボタンを押して、インストールを開始します。 一番上の「Distribution」を選択すれば、直接 ライブCDイメージをダウンロードしてインストールできるようですが、日本語対応したライブCDイメージなのか疑問です。(^^; |
4 | slax-ja 6.0.7を1GBのUSBメモリにインストールした時の空き容量です。 ちょっと設定をいじった後の状態なので、インストール直後とは多少異なります。 ちなみに、最初 ubuntu 8.10 のライブCDイメージをインストールしましたが、700MBも入っていないのに空き容量が0MBになっていました。 ライブCDイメージの作り方の違いでしょうか??? |
5 | パソコンのBIOSを起動し、USBメモリの起動優先順位を他のデバイス(普段起動しているHDD等)よりも上に変更します。 |
6 | ライブCDイメージをインストールしたUSBメモリをパソコンに挿して起動します。 |
7 | しばらくすると「Thank you for using Slax」と書かれたメニューが表示されるので、「Slax Graphics mode
(KDE)」を選択します。 選択しなくても勝手に進んでいきますが。。。 |
8 | ユーザーのログイン画面等は無く、起動します。 下の画面はLOOX Uで起動し、デスクトップ上の「システム」アイコンを開いた状態です。 電源を落とす時は、左下のアイコンから「ログオフ」を選んびます。 |
9 | slax-jaからNTFSのHDD内も参照できます。 逆に、USBメモリのフォーマットがFAT32なので、Windowsからslax-jaのファイルも参照できます。 ファイルを受け渡す時は「\slax\changes」の中にslax-jaの"/"の相当するディレクトリ/ファイルが有るので、このフォルダの"root"か"usr"を利用できます。 slax-jaで変更した設定はUSBメモリに保存されるようです。 "\slax\changes"内のディレクトリとファイル |