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1.EPIA-ME6000でHDDレコーダを作ろう!

静音PCとテレビキャプチャボックスを使ったHDDレコーダーモドキの作成および動作状況です。

最近(2003年夏現在)、ビデオレコーダーに代わって、DVDレコーダーや、HDDレコーダーがかなり浸透してきたので、あまり録画はしないけど、ちょっと欲しくなってやってみました。(笑)

価格、録画再生操作性という意味では市販の「HDD内臓DVDレコーダー」という部類の家電製品や、パソコンに接続できるHDDレコーダーを買った方が良いのですが、録画サイズや、ビットレートを微調整したり、編集したりするには、パソコンの方が融通が利くし、何より壊れた時に必要な部品だけを自分で交換できるというのは便利♪ 「HDD内臓DVDレコーダー」のHDDが壊れた時に修理代が幾らかかるか考えるとけっこう怖いです(^^;

1)ことの始まり
2)PCリサイクル法の果てに。。。
3)パーツ選び
4)入荷
5)開梱
6)組み立て
7)ソフトウェア類のインストール
8)動きは。。。
9)静音は。。。
10)録画性能は。。。
11)テレビ出力について。。。
12)省電力設定について
13)総論
14)後日談

1)ことの始まり

2003年の夏。取りあえずパソコンをHDD&DVDレコーダー化する為に バッファロー社(旧メルコ社)製のテレビキャプチャBOX 「PC-MV5/U2」を購入。

高画質系の回路は入っていないが、購入当時としてはUSB2.0接続で、ハードウェアエンコードでMPEG-2でのキャプチャが出来て、2万円台前半なら安い方だったのと、筐体のデザインでこれに決定。

メインで使用しているパソコンにはDVD−RWドライブも付いているので、取りあえずこれを購入すれば、HDD&DVDレコーダーにはなった。(笑)

メインパソコンのスペック的には1万円以下のソフトウェアエンコーダーの物でも使用可能だったが、あわよくばセカンドパソコンのノートパソコン(Crusoe 600MHz)で利用できないかと思い、CPU負荷が少なく、複数のパソコンで使い回しし易い USB接続のハードウェアエンコードタイプを選択。

結果は。。。バッファロー社のホームページには載っていなかったのだが、キャプチャボックスの包装箱に「S3社製グラフィックチップは非対応」と書いており、私のノートパソコンのグラフィックチップは「SavageM」というS3社製だった為、繋げるまでもなく断念。結局、メインパソコンでのみ使用する状態となった。。。

メインパソコンで録画していると、録画中に色々と作業ができない。。。ノートパソコンでWEBのブラウズはできるけどやっぱり不便(--;

2)PCリサイクル法の果てに。。。

PCリサイクル法の施行直後、サードパソコンが逝ってしまった。直せないことはないが、大金をかけて直してもスペック的(K6-2 350MHz)にあまり使い道がないので、廃棄の道へ。。。

で、ここでOSのライセンスが1つ浮いた訳だ! 余っているパーツも有るので、このライセンスを利用してビデオキャプチャ専用パソコンを作ろうという考えが脳裏をよぎる(笑)

かくして、「HDDレコーダーもどきパソコン」の製作が始まります。

3)パーツ選び

メインパソコンはファンコントロールソフトがうまく働いてくれない為、制御を止めてCPUファン、電源ファン、ケースファンをMAXで回している(夏はこれでもキツイ)ので、けっこうウルサイ。(--;  寝ている時に動かれるととてもじゃないが、寝てられないので、作るなら静音パソコンにしたい。そこで、

CPU : ファンレスタイプを探す。
電源 : ACアダプタータイプを探す。
ケース : テレビの近くに置くのでなるべく小さい筐体にする。

という条件で、

VIAのmini-ITX規格(170mm×170mmサイズのマザーボード)でACアダプタータイプのケース「ユニティ社 PROCASE MINI Crysta」を使用することに決定。

マザーボードはVIA製のCPUを載せ、ファンレス使用もある 「EPIA-M」に決定。

EPIAには新旧何種類かシリーズがあるようで、EPIAシリーズとEPIA-VシリーズはSDRAMが使えるので、余っているメモリが活用できたが、USBが「1.1」なので却下。ちょうどVIAから新製品が出ていたが、メモリがSO-DIMMになってしまい、入手が面倒なので却下。と、いうことで、ユニテイのホームページに載っているEPIA-Mに決定。

EPIA-MにもCPUに1GHz、933MHz、600MHzと3種類あり、ユニティのオンラインショップで価格を見てもほとんど差が無かった(3千円ほど)が、「ファンレス」ということで、600MHz搭載の「EPIA-ME6000」に決定!

ちょうど、「PROCASE MINI Crysta」に「EPIA-ME6000」をセットにしたベアボーンが有ったので、それを注文。

注文した後、入荷までに時間が有ったので、ネットで色々と調べてみたが、EPIAーME6000のパフォーマンスはかなりヤバそう。(^^; まぁビデオキャプチャが出来なければ 静音を活かして24時間稼動のファイルサーバーにする予定なので、なんとかなるでしょう。

EPIA-ME6000のスペック

CPU VIA EDEN 600MHz オンボード(ファンレス)
チップセット VIA CLE266
メインメモリ PC2100(最大1GB)  184pin DIMM × 1
ビデオ チップセット統合
Castle Rock AGPグラフィック
(MPEG2再生支援機能付き)
IDE UltraATA 66/100/133 × 2
LAN 10/100BASE-T オンボード
オーディオ AC'97 オンボード
バックパネルコネクタ PS/2 × 2
パラレルポート × 1
RJ45 LAN × 1
シリアルポート × 1
USB2.0ポート × 2
VGA × 1
RCA × 1 (S/PDIFとTVOUT切り替え式)
S-Video × 1
オーディオジャック × 3
(Line-in、Line-out、Micもしくは6ch出力
その他オンボードコネクタ類 USB2.0 × 4
IEEE1394 × 2
FDD × 1
PCI × 1

今回はケースの都合で、オンボードコネクタはUSB2.0を2個のみフロントパネルに出して使用でき、残りのUSB2.0×2、IEEE1394×2、FDD、PCIスロットは使用できない。

注文後 知ったけど、ビデオの「Castle Rock」はS3の技術がベースでした。。。
もしかして使用できない? (^^;;;;;;


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